|
HOME=遺言書が原因になる争い=自分の気持ちを遺言書に記載する
原則として、遺言書は生涯に一度しか書くことはありません。
遺言書が相続争いのもとにならないためにも、遺言書がもつ役割や機能を十分果たせるように注意して作成することが必要です。
そのためには、遺言書がどんなトラブルを招くのか、それを知ることが大切です。 |
|
生きている時は面倒を最後まで見てもらいたいのは誰でも思うことでしょう。
そのためには、嫌なことや不平不満も我慢せざるを得ないときもあると思います。
しかし、それと財産の処分は別であるというのは止むを得ないことなのかもしれません。
このような時は、しっかり自分の気持ちを遺言書のなかに記載しておくことが必要です。
遺言書は法律に従い財産分割だけを記載しなければならないものではありません。
何故このような遺言を書いたか、あるいは謝意や、子供たちに対する説論、など、なぜこのような遺言書を作成することにしたか、それの説明を記載すれば良いと思います。
その結果、被相続人の気持ちを相続人が理解できれば、トラブルや対立は少なくことでしょう。
しかし、それでも対立がまったくなくなるという訳ではないと思います。
被相続人としては、自分のできる限りのことをするしか方法はないのですから、最善の方法をつくすしかないと思います。
その結果、後は相続人に委ねるしか方法はありません。
ただ、相続人同士であればどこかでわかりあえる部分もあると思いますが、配偶者が納得せず相続人の尻をたたき争いや対立が生じることがあります。
参照
・民法・第5編 相続
・日本公証人連合会
|
|
|
|